Typhoon Love

Poetry is nine years old

銘装明苑

先週土曜に、ずっと楽しみにしていた

映画HUGっと!プリキュアふたりはプリキュアオールスターズメモリー

を観てきました。

 

オールスターズを観るのは劇場、DVDともに初めてだったため、テレビCMを観ただけでも胸が踊りました。

また、プリキュア15周年ということもあり、私だけでなく大小プリキュアファン全体があったまっていたような気がします。

 

ギリギリまで土曜が仕事かわからないため、前日帰宅後に席を予約。朝イチではなく2番目の10時半からの回。

予約画面の時点でかなり埋まっているような印象でしたが、この時は予約席用に確保されている数自体が少ないのかな、と思っていました。

 

当日、10時頃に映画館の駐車場に到着すると、お父さんやお母さんと手を繋いで入り口へ向かう子どもがすでにたくさん見受けられ、各々髪型をキュアエールに寄せてみたり、お気に入りのプリキュアの衣装で着飾ってみたりと、(今回は男児の姿が見えなかったため、女児とします)この女の子たちがこれまでワクワクして過ごしてきた日々や、今日の朝おかあさんとかにお願いして髪をおしゃれにしてもらったりしたのかなとか思うと既に感極まるというか、その純粋さに心打たれるというか、始まる前からアスパワワがいっぱいだよ〜!!って感じでした。

 

映画館に入ると長蛇の列。カウンター上部のモニターの10時半の回は△表記になっていましたが、その下に紙に手書きで完売しました、との張り紙。

予約してて良かった、と胸を撫で下ろしつつほぼ並んでない予約カウンターへ。前に並んでいたママさんが抱っこしている幼児が笑いかけて来てくれてさらにアスパワワ追加です。

 

妻と一緒に観に来ていた時は特設パネルと一緒に写真を撮っていたのですが、今日は生憎1人。さすがに警戒されるだろうと考え、遠くからパネルだけ撮りました。

地方の映画館はグッズが少ないので、無駄遣いせずに済んでありがたいです。ただ大人用ミラクルライトは取り扱ってほしいです。

 

シアターに入ると満員。予約できるうち一番後ろを選びましたが、実際は後ろから二番目でした。

 

本編。ネタバレあり。

オールスターズ、と銘打ってはいるものの、中身はHUGプリが主軸となっていて、単体映画を望んでいた人もそれなりに満足できるウエイト配分だったと思います。

HUG:ふたりは:ASが、それぞれ5:3:2くらいの感じ。

 

今回の敵ミデンから子どもにされ、記憶まで退行してしまった仲間たちの子守をしつつはなとなぎさが解決策を探していくようなというのが大まかな流れ。子守という要素においては、親御さんの視点を意識してか、テレビではなかなか描かれることのない大変な部分にもいつもより大きくフォーカスされていた気がします。それを乗り越える部分は結構力技というか気合いみたいなところがあるのですけども、確かに気合いというか気持ちというか、最後はそこになるよな、という気もするのでアリでした。

 

後半、ハリーがベビキュアと化したプリキュアを元に戻す応援を劇場で観ている人たちに求める部分で、みんなが好きなプリキュアの名前を言ってや〜って言うんですが、当然リアタイしてる子どもたちにとってはHUGプリがもっとも思い入れがあるわけで、まあ若さを考えても遡っても2、3作くらいだと思うんですが、今回はオールスターズ。

つまりもうプリキュアを卒業した子どもを持ちつつ今回は末っ子を連れ来ました、みたいな親御さんや、大きいお友達も、応援する立場になれるということで、それを明言せずに意味を含ませられたということが本当にすごいなと思いました。

「子どもたちが応援するもの」からその言葉でバチっと「劇場全体が応援するもの」へ意味が広がった感覚でした。ありがとうハリー。

 

オールスターズはほぼダイジェストみたいなもんでしたが、やっぱり全員に声が付いているというのはそれだけでパワーがあり、私もシリーズを網羅してはいないものの、ビートやメロディ、ハッピーやハートの声を聴くとそういえばこんな声でしたね〜!!!みたいな気持ちがぶわっと湧いて大変良かったです。

 

こうして歴代のプリキュアが最新で動いているのを観てしまうと、各シリーズの続きをありえないとわかっていながらも求めてしまいますが、思い出に浸ることはあっても縋っていては輝く未来を抱きしめられないのでピッとやっていきたいです。

 

 

映画館を出て車に戻る時、お母さんと手をとって歩く女の子がスキップしながら主題歌を口ずさんでいました。