Typhoon Love

Poetry is nine years old

ウォウウォウ ヤァヤァ

水曜は休みだったので鶴岡へ。

豪雨のなか海沿いを通ったら意外と海は荒れておらずなかなか見慣れない風景を見ることができてよかったです。墨色というか。内陸に住んでいると海が見えるだけで何かそわそわしてしまいます。

 

土曜はフライングサンへライブを観に。

リキッドを観、かつメンバーさんと接触するなどしつつ、他のバンドも少しだけ観ました。

ラクリマクリスティーのコピーというと何故か(スコアの問題なんでしょうけど)初期をやりがちですが私は後期にも好きな曲がたくさんあるのでたまにはそういうのも観てみたいです。BreakingとLong distance聴きたい。

久しぶりにライブハウスで大きい音を聴いたので感動するかなと思ったらそれほどで、音が大きくて疲れたなという気持ちの方が大きかったです。

知ってるけど疎遠になった人というのはどう挨拶していいか迷いますね。界隈が強固に完成されていると尚更。そういう意味でも疲れました。

 

日曜は友人夫婦からのお誘いでアメリカン・ユートピアを観ました。いつも誘ってくれてありがたい。

前評判がえらく良かったので楽しみにしていたらちゃんと期待に応えてくれる出来だったので良かったです。

知ってる曲も知らない曲も楽しかったので、デイヴィッド・バーンを知らない人でも楽しいかもしれません。私も大して詳しくないので。

まじめに音楽をやる、みたいなざっくりしたテーマを考えた時、演奏に一点集中してパフォーマンスが視座から外れてしまったり、簡素な服装で感情の赴くまま(高い演奏能力で)楽曲を演奏する視覚としての美徳、みたいな価値観がまず出てきてしまいがちですが、ステージに立ってメッセージ〜楽曲を届けるとしたときにコンセプチュアルに練り上げられた身体表現を伴って(高い演奏能力で)楽曲を演奏する視覚としての美徳の強さというのはかなり至高というかケチをつける隙がないよなというふうに考えていました。前者のありのまま感が逆に甘えに見えてしまうかのよう。

政治的なメッセージもガッチリ入り込んでいましたが、エンタメとしての完成度が高いのと相まって「うむ」くらいに受け止められる口当たりだったのも良かったです。最後に客席が映ったときに白人ばかりだったのもある意味皮肉っぽくて面白かったです。

 

今週末はアレサ・フランクリンアメイジンググレイスを観る予定です。こちらも前評判がずいぶん良いようなので楽しみです。