Typhoon Love

Poetry is nine years old

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先週の土曜は「映画 トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」を観ました。

ハートキャッチは出るものの秋の単体映画ということで、体感かなりノリに乗ってる本放送に対して映画はどうなっちゃうのかな、と思っていたのですが、割とバランスの良い映画になってたように思います。

前回のヒープリ&プリキュア5では絡みが物足りない部分もあったので、今回はしっかりローラとえりかを中心にやりとりがあってよかったと思いますし、

何より敵役となるシャロン王女の複雑で魅力的なキャラクターが印象的でした。

松本まりかさんは役者のイメージでしたが(過去にも声優経験があったみたいで)、感情のあからさまな振れ幅が小さい台詞回しのなかでも微妙な声の表情の付け方で深みを持たせていて、より王女の解像度が上がったように思いました。

お客さんの入りも良かった気がします。

毎回なるべく公開初週の週末に行くようにしているので体感の比較になりますが、コロナ禍真っ盛りの去年や春に比べると禍前くらいに戻ったような感じでした。私が観た回も上映1時間前でほぼ満席、みたいな状態でしたし。

最後の予告というか特報によると来年の春映画は無いみたいで結構ショックはでかいんですが、世情を顧みると致し方ないのかなとも思うので、ひとまず本放送や新シリーズに力を注いでいただいて、という感じです。

 

日曜は再びの汁キャン。

こないだから大して経ってないのに寒さがエグくてびっくり。帰りの山の気温は4℃だったので降雪も時間の問題っぽいです。

何かを食うかぼーっとするか、が8割みたいな感じでしたけど非日常に浸れるのはとても贅沢で良いですね。野良猫もいました。かわい〜。周りに人がいなければ楽器でも鳴らして楽しめるんでしょうけども。

服の焚き火臭が取れない…!

 

 

 

そして今日は祖母の葬式でした。日曜の夜に亡くなったとのこと。

このご時世ということもあって家族葬でしたけども、知らない親戚とかがたくさんいるよりも知ってる範囲の親戚で和やかにやるのも悪くないように感じました。

いとこの子三兄弟が場を和ませてくれました。みんな大人しくてえらい。

正月に母の実家に行くとばあちゃんが必ずあんこもちをあずきから作ってくれていたことを思い出します。私くらいしか食べる人いないのに。やさしい〜!

怒ったところは一度も見たことがありませんし、とても働き者でしたし、最後まで頭もはっきりしていました。

ばあちゃんを送ったので、これで私の祖父母は皆亡くなった事になります。

若い頃は血や家、名字に何も感じなかったり、いやそんなものに囚われるのは古い、みたいな気持ちでしたが(今もあるにはありますが)、この歳になって子どもを育てる苦労や負担みたいなものが理解できてくると、私と兄を育てた父や母、父と母を育てた祖父母、その先祖……みたいな歴史の価値だとか尊さみたいなものに対する思いというのも膨らんできて、私と兄の代でこの姓(厄介なことにレアな)が途絶えたりする申し訳なさみたいなものもどうしても感じてしまうところが少なからずあります。歳をとってわかることというのがあるんでしょう。一方でそんなん言うたって簡単な話じゃないしな、みたいな気もあるので難しい部分ではありますが。

兄はさらに遠方に引っ越すようなので、親の老いに直面し、近い将来に不安を抱えながら最適解とヤケクソと開き直りの狭間で悩むのは私の役目だよなあというぼんやりした考えが時折 ディティールを露わにしつつ近づいてきています。

とりあえず今を頑張りましょう。冬がやってくるけれど。