Typhoon Love

Poetry is nine years old

日比谷

22日に、演劇を観て来ました。

私が組んでいるバンドのギターの人が所属している劇団の。

 

ほか、もうひと劇団の演目と二本立てて、私は仕事があったのでその途中から観ました。

 

もうひと劇団のほうはそれほど経験がないのかわかりませんが結構ガチガチな感じでハラハラしつつ、途中から観たせいであまりストーリーに入り込めなかったので残念でした。

 

そのあとに、目当てだったロミオとジュリエットを観ました。出演者は全員男で、ストーリーも原作をなぞりつつ肉体派に染め上げられていて大変面白かったです。

劇団は漢劇WARRIORSという劇団で、ずいぶん前から活動なさっており、その名の通り男のみで非常にパワフルな演劇を観せてくれます。

今回はエンタメ感が強くてより幅広い層にウケたんじゃないかなと思いました。

笑わせていただきました。

 

 

その夜、高速バスで東京へ向かい、23日はカリガリのライブを観ました。

日比谷野外音楽堂でです。

 

トカゲのロミオ
マグロ
トイレでGO!
君が咲く山
汚れた夜
色悪
東京ロゼヲモンド倶楽部
三文情死エキストラ
舌先3分サイズ
紅麗死異愛羅武勇
マッキーナ
混沌の猿
ファニソン
淫美まるでカオスな
落花枝に帰らず破鏡再び照らさず
深夜、貨物ヤード裏の埠頭からコンビナートを眺めていた

 

オーバーナイトハイキング
オヤスミナサイ
いつか、どこかで。
青春狂騒曲

 

ゼロサムゲーム
-187-
37564。
一切を乱暴
サイレン

 

セトリはこんな感じ。TLより拝借しました。

これはやるだろう、と思っていたクソバカゴミゲロをやらずに187や37564などが入っていて意外でしたけど、久しぶりでとても楽しかったです。

 

C列のほぼ最前列くらいで、しかも隣の人が最後まで来なかったので擬似通路沿いという感じ。隣にはサブステージというラッキーさでした。ほぼ真ん中なので音も断然良かったと思います。体感だとライブハウスよりも全然各楽器の音が聴き取れました。感動!

 

覚えてる部分とか印象的な部分を箇条に書きます。

研次郎はちょっとお兄系みたいな?衣装で髪は編み込んだり立てたりしててカッコよかったです。青さんは全身黒に金髪をBUCK-TICKばりに立たせておりました。石井氏は最近お馴染みのサイドにエクステで衣装はベルギーの巫女みたいな感じ。

 

座席指定でライブハウスよりもゆとりがあるせいか、マグロとかの振りを全力でできて楽しかったです。ホイッスルも大活躍。

トイレでGO!の煽り〜GO!GO!の部分で、青さんがサブステに立って私の方を向いてギターを弾いてくれたので、なんで今日は良い日なんだろうと思いました。笑顔でも叫べるものですね!

リハの音漏れでアコーディオン風の音色で君が咲く山の間奏のテレリテレリテレリ〜の部分が聴こえたのでやるかな?と思ったらやっぱりやってくれて嬉しかったです。この編成なら確かにやるよねっていう。

汚れた夜は生サックス、シンセ、パーカッションがやっぱり映えますね。サックスのタメが絶妙でした。

色悪でのらんら〜ら〜ら〜ら〜ら〜↑がバッチリ出ていて、調子良さそうで良かったと思いました。

最初のコードで何かわかんなかったんですけど、東京ロゼヲモンド倶楽部とわかったら合点がいったというか確かにこれもこの編成ならではって感じですごく贅沢な気がしました。三文情死含め。

舌先は結構久しぶりに聴いた気がしますが、ベースリフに絡むサックスの合いの手がなんか間抜けで笑ってしまいました。このへんの曲群はベースがちゃんと聴こえてこそって感じなのですごく良かったと思います。

 

クレイジーではむっちゃ叫んだ覚えしかないです。あとユカリさんの主役感。

マッキーナは食傷気味なんですけど始まるとやっぱり楽しいです。ジュリ扇率がどんどん上がってゆく…演者も客も…

混沌の猿めっちゃ好きなので、ライトを黄色にして振ろうかと思いましたが規律を乱すのでやめておきました。

ファニソンと淫美では踊ってた覚えしかないです。

落花のラストのインプロ部分は研次郎を中心に各々が凌ぎを削っていて、短い尺ながらもとても素晴らしい演奏を観ました。贅沢ぅ。

深夜〜の冒頭、青さんのギターのみ鳴っている時、虫の声とギターだけが聴こえていて、野音っていいなと再確認しました。ギターソロはもっと音大きくても良かったくらいです。

 

オーバーナイトハイキングでふっと周りを見渡すとなんだか不思議な気持ちになりましたし、オヤスミナサイで照明がステージ全体をふわっと照らした時はおおっと声が出ました。武道館以来のオヤスミナサイはとても優しかったです。大好きなギターソロが全然聴こえなかった

のが心残りです。

いつか、どこかで。は本当に聴けると思っていなかったので、多幸感が凄まじかったです。なんて優しい曲なんだろう。最後まで手拍子するのがたまらなかったです。

青春狂騒曲では泣いてしまいました。この歳になって、もう夢なんて辞めてしまった立場からすると複雑なところもあるんですけど、だからこそ頑張らねばっていうか、青さんの言葉を借りて、前に進んでいるかぎり青春、っていうならば、若くなくても、どんなに悩んでいたとしても、全てを擲てなくても、悩みながらでも歩みを止めなければ最後にきっと後ろにしっかりとした道ができているのだろう、みたいなそんな気持ちになりました。とても丁寧に歌っていたのが印象的でした。素晴らしかったです。

 

ダブルアンコールはあんまり覚えてません。首振ったり叫んでた記憶しかない…

一切を乱暴に、はヘドバン曲かなと一番最初の横浜で思って、そこからやっぱりあんまりみんなヘドバンしないなーと思って控えてたんですが、13も終わるしもう演る機会も減るだろうと思って全力で頭を振った気がします。8の字じゃないヘドバンです。

ダブルアンコールの曲目で再再確認したのはやっぱり石井氏のシャウトの良さっていうか、どうしてもデスボみたいなのが流行ってるせいで話題になりづらいんですけど、ああいうハードコア〜アヴァンギャルドなシャウトができるっていうのは(しかも普通の歌も激烈に上手い)すごく貴重という気がします。デスボ族とはそもそもルーツが決定的に違うんだなとしみじみ思いました。

 

総じて素晴らしいライブで、満足度で言えばこれまでで一番だったかもしれません。

本当に楽しかった。

 

ラストギグスはおそらく行けませんが、ヘルニアが治ってまた元気にツアーとかしてほしいなって思います。

私もできることを少しずつやっていこう。

カリガリのコピーとか…