ぼやぼやしていたら水曜日になっていました。
ミッドサマーがおもろい、という情報を目にしたので、ほな観たろやないかい、と最寄りの映画館を調べてみると上映しておらず、しかしながら映画を観たい気持ちは治まらなかったために何か面白そうなもんないかな、と上映ラインナップを見てみるとこれまた以前おもろそうやないけ、と思いつつもすっかり忘れていた映画を見つけたのでそれを観ました。
37secondsという映画で、脳性まひの影響で車椅子生活をしている主人公の話です。
ざっと概要を書くと、
生活していく上で手を貸してもらわなければならないながらも過干渉ぎみの母親のもと、漫画家である友人のゴーストライターを仕事として日々を過ごしている車椅子の女性が、性愛とか親愛とかに揉まれながら自由とか自分とかを考える、みたいな感じです。
主演の佳山さんは本当に障害を持っている方で、調べてみるとむしろ佳山さんに合わせて設定も変えたみたいでした。
演技は初めてとのことでしたが観ていて違和感は無く(当然といえば当然ですが)自然体でしたが物語のなかで裸になったりですとかベッドシーンですとかかなり攻めた場面もあったので感服しました。
こういった題材だとお涙頂戴ものになりがちですけども、フィクションの中でも地に足が付いているというか、最初から最後まで雰囲気が壊れないので気が散ることもなかったです。終わり方も捻くれてなくて気持ちよく。
ヒマなら観てみてくださいね。おわり。