Typhoon Love

Poetry is nine years old

ゴーグルが風鈴

月曜休みをとったので、孤狼の血 LEVEL2を観ました。

日曜には前作をおさらいで観ましたが、テイストがよりバイオレンスになりつつも、疑惑や緊迫の駆け引きもありで2時間超えを感じさせない面白さだったと思います。

ポスタービジュアルだけ見ると日岡(桃李くん)がかなりダーティーに感じられましたが、蓋を開けてみるとキャラクターの根の真面目さがしっかりと残っており(そういう意味でも桃李くんはハマり役だと思いました)、それによって追い詰められたりもしつつ、反面では成長の余地も感じられました。

今回はとにかく上林(鈴木亮平)の存在感あってのもの、という気さえするほどの造形と演技でしたので、それらを糧にして、日岡というキャラクターだけでなく、役者としても成長した松坂桃李が演じるLEVEL3をぜひ観てみたいなと思いました。

脇を固める面々もそれぞれいい味を出していて見所が多かったようにも思います。ベースがうまいことでおなじみの中村梅雀もいい立ち回りでした。

 

フジロックがありましたね。私はテレビがつまらなかったらちょっと観てみる、くらいの感じでした(あんまりこれだ!って出演者もいなかったので)が、結構人が入っているようで驚きました。

私もライブの予定が入っているのでなんとも言えない立場ですが、今の反応を見る限りはやり方を考える余地がまだあったかなという気もします。ミュージシャンに限って言えばポエミーだったりエモーショナルな部分というのは曲で表現するすればいいわけで、それ以外の部分はつとめて事務的にしたほうが説得力は増したかなと思いました。

私が出るやつもできれば無観客にならないかなあと思ったりもしています。家でなら踊り放題。飲み放題。

 

こういったラインナップのフェスを観ていると今さらながらに青春時代に通ってこなかったことによる良いと思うことの基準の違いが露わになってしまい、悔しいような悲しいような気持ちになります。

今受け取るかっこよさが過去に経験して学習したかっこよさと一致したときにかっこいい〜と思うわけですけど、その経験と学習は今やってもなかなか若いときほど深く残らないので、もっとまっさらにならなければなと考えてしまいました。歳を取るとそのもの以外の要素が気になってしまったりしますしね。

 

忙しくなってきました。がんばろう。