Typhoon Love

Poetry is nine years old

鋲と貝

週末観た映画。

 

流浪の月を金曜に観ました。

原作も既に読んで感触も良い状態での映画化、さらに桃李くんが主演という時点でこれはもういい作品になること間違いなしや!と思って観たら想像以上の出来栄えでびっくりしました。

舞台挨拶中継付きで観ましたので時間的ボリュームもあったのですが、本編中身がミッチリ詰まっており観終わったあと言葉が出ませんでした。原作では若干柔らかく終わるところが比較的尻切れっぽく終わるのが、逆に観客との距離が縮まって良かったです。物語として綺麗に終わると現実との距離ができてしまう。

桃李くんも広瀬すずも非常に実直に役を作っていて安心感がありました。加えて横浜流星が想像以上に素晴らしい演技だったので見直したというか認識を改めさせられた気持ちです。全然カッコよくないんだもの(褒めてます)。

 

死刑にいたる病を土曜に観ました。

こちらは原作未読。予告が面白そうだったので貯まったスタンプで鑑賞。

初っ端から想像以上にグロテスクなシーンがありびっくりしたものの阿部サダヲと岡田健史の演技が良いので飽きることなく観ることができました。

最後の方がコチャッとしてしまったので原作も読んで補完したいです。

 

 

シン・ウルトラマンを日曜に観ました。

どんな感じになってるのかなと思って観たら予想を裏切り期待に応えるという感じで面白かったです。ど頭からこれはシンゴジラとは違うテイストだなと分かって、きちんと空想特撮映画を観るぞと切り替えて観たら楽しめました。あえてやってるんだろうなと思われる部分も多い一方で普通に詰めが甘いのかなと思う点もあり、そのへんも評価の分かれ目かもしれません。

監修・脚本は庵野秀明ですが監督は樋口真嗣だったので、そこも予想のテイストと違う理由の一つかもしれません。せっかくだから監督もやってほしかったところです。みんな庵野秀明が大好きなのだから…

ウルトラマンが美しかったのでまた観たいなあ。あと光線捻じ切る?ところ。

 

金土日と一本ずつ観て大満足です。

今月はあとフランクザッパの映画と、「やさしい女」が観られたらいいなあ。