Typhoon Love

Poetry is nine years old

途中で終わるサーカス

鶴岡にある旧小池薬局恵比寿屋本店という建物で行われた古物市へ誘われて行ってみました。

 

3階までそれぞれ何店かの古物商の方たちが出店していて、建物の雰囲気と品物がよくマッチしていて大変おしゃれな空間になっていました。そのぶんここで映えて見えても家に持ち帰ると…みたいなパターンもあり得えそうでした。

 

調べてみると1934年(昭和9年)の建築で登録有形文化財、鉄筋コンクリート造りでもわりと初期のものみたいです(調べてみると日本初の鉄筋コンクリートの建築物は1905年とのこと)。お花屋さんとかでデッカい音を鳴らしてビリビリしたら楽しそうだなと思いました。反響は試してないのでわかりませんが…

 

ていねいな空間だったのでおしゃれな服装な人も多くて気後れしてしまった一方、私も比較的同じような格好をしていたにもかかわらず/ゆえに辿ってきた文化系譜の差異がしっかり浮き出てくるように感じられた(品物を良いと感じる着地は同じなのに)のは面白かったですし、それぞれの文化でユニフォームとも言える服装にまとまっていくのもまた面白いです。

 

古物市というものには初めて触れてみて、値付けの基準が掴めずにこんなに高い/安いのと驚くことも多かったです。古物商協会みたいなコミュニティがあって、この年代、作者、状態はだいたいいくらで、みたいな指針があるのか、完全に個々の価値観で決まっているのかが気になりました。インテリアと道具とでも異なるのでしょうけど。寝室のライトが欲しかったのですが断念。

 

 

アメイジング・グレイスを観ました。

アレサ・フランクリンの1972年のアルバムの蔵出しライブ映像です。

体調的にちょっと眠くて心配でしたが歌が入ってくると目が覚めました。教会でのコンサートしかもゴスペルのためにキリスト教的な側面が強く出ており、劇中でのミュージシャン、オーディエンスが受ける感銘もまたそういったブーストが大きいのかなと感じ、歌や演奏のうまさだけに感動している私は何かお寿司屋さんでマグロだけそれもサビ抜きのみ食べてるみたいな気持ちにもなりました。それでもとても良い映画だったと思います。

チャック・レイニーバーナード・パーディのリズム隊も映像としては少し映る程度でしたがギラギラしていて格好良かったです。

 

 

silk duzz factoryのライブが決まりましたね。

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9月の末なのでまだまだ先ですが楽しみです。またベースを弾かせていただきます。

その頃には多少ワクチンも行き渡り、それなりに規制も緩和されていたらいいなあと思いますが逆のパターンも十分あり得そうなのでオリピッピが終わるまでは浮かれていられなそうです。来られそうなら来てみてくださいね。

 

 

ぶつけた車の請求金額が出まして、思ったより高くついたのでモノより気持ちが凹んでいます。経験上少なくとも私の憂鬱トリガーのひとつは間違いなく貧困なので、うまいこと開き直ったりしていきたいと思います。開き直れる環境ですし。どうで死ぬ身の一踊り。