Typhoon Love

Poetry is nine years old

ぶら下がりの煌めき

なんか木曜も休みになったので4連休を満喫してしまいました。毎週4連休だったらいいのにね。

 

公開初日に映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!を観ました。

予約の時点でかなり埋まっていたのでシルバーウィーク効果でないとすればデパプリ人気は比較的高めなのかもしれません。

一番大きなシアターで観たので一番後ろの端っこでも全然問題なかったです。

子どもたちだけが入ることができるドリーミアには楽しいアトラクションやおいしいごはんがたくさん。しかしその裏には…みたいな話で、いわゆるボス枠のケットシーもおなじみの悲しい過去持ちなのですが、花江さんの演技やキャラクターの造形などでしっかりと個性を出しつつ、ゆいとの絡みもあってグッと優しさを感じられる物語に思えました。観終わった頃にはお腹が空いてしまっていたので、大成功じゃないでしょうか。

同時上映の私だけのお子様ランチ(CG短編)も短いながらも懐かしい面々に出会えてとっても良かったです。子どもたちも喜んでいましたし。

 

日曜は山形ビエンナーレのクロージングライブとなっていた青葉市子&Yamandu Costaのライブを観ました。

アダンの風が話題になってからちょこちょこ聴いていた青葉市子を生で観ることができてラッキーでした。生で聴くとギターよりも声質・発声が強く印象に残り、高いファルセットでの可聴領域外っぽい波は浴びてクラクラするほど。

ステージセットでススキがステージ奥に行くにつれて細くなるハの字にみっしりと設置されていて、青葉市子の音楽・人物との親和性が高く、ハケるときに両脇にススキの生えた道の奥の暗闇に消えていく様子など非常に効果的だったと思います。

 

Yamandu Costaはブラジルの超絶7弦ギタリストという触れ込みの、黒のゆるめの上下、長いタオルにしか見えないショールみたいなのを首に掛けた髭もじゃの熊のようなおじさんでした。ブラジルといってもゴリゴリのサンバだったりボサノヴァだったりすることはなく、多国籍というか無国籍な印象ながらも時折クラシカルなフレージングが出てきたりクサい進行が差し込まれたりするのを激烈なテクニックで散漫にならないようにまとめ上げているという感じでした。動きがおちゃめだったので初見の人も好きになった人多そうだなと思います。

どちらもソロギタリストですが全く性格が異なるため、ギターがステージ上で出せる一番小さい音から一番大きい音まで聴けたなあと思いました。ギター弾きたくなった。

 

会場は山形市中央公民館6Fホールで、ステージ上に置かれた大1小2くらいの細長いポール状のスピーカー(メーカー機種までは分からず)から音が出ていたのですが非常にクリアな音で公演内容にも合っていて良かったです。

 

両者ともに物販買ってくれたらサインと写真撮影したるで、というアイドルよろしくなサービスをしていましたが列の長さと財布の薄さを考慮して見送りました。アダンのLP欲しかったな。